日本の動物 第10弾

230a ミシシッピアカミミガメ(オス/通常色個体)

北アメリカ原産で、甲長30cmを超える水ガメ。幼亀の頃は『ミドリガメ』と呼ばれ縁日や熱帯魚屋でも売られている、人気者だ。カワイイから簡単に飼ってしまうが、一生面倒を見るのはなかなか覚悟がいる。なにせ、大きくなるにつれ段々と凶暴にもなるし、美しい緑色も色あせて何とも汚い色のカメになっていくからだ。そこで川に逃がす輩が増え、最近河川で見かけるカメの殆どはこのミシシッピアカミミガメになってしまった。日本のカメよりも大きくなるし、食欲も旺盛のこのカメはあちこちの河川を侵略して日本固有種を排除しているようだ。まるで日本とアメリカの経済関係の行く末を見るような。。。ちなみに、カメに限らず爬虫類はサルモネラ菌を持っているので、当のアメリカではコインサイズ(日本のゼニガメサイズ)の販売が禁止されている。子どもが口に入れられるサイズだからだ。日本ってほんと脳天気。カメいじったら必ず手を『石鹸で』洗いましょうね。