日本の動物 第7弾

171 イイズナ

北海道に棲む、体長20cmほどの小さなイタチの仲間。別名『コエゾイタチ』。北海道産だが東北の一部でも生息が確認されている。オコジョとよく似ているが尾が短く先が黒くないところで見分けられる。イイズナはこんなカワイイ姿をしているが、『小さな悪魔』とか『ベビーギャング』なんて呼ばれているらしい。自分より大きなユキウサギやドブネズミ、キジなども襲って捕食するからだ。狩りをする姿はたいへん俊敏で獰猛。冬には全身雪のように白くなり、積雪の多い周囲の環境に溶け込ことが出来る。造形的には、夏のイイズナでかわいらしい表情である。次の瞬間、獲物に猛然と襲いかかるとはどう見ても思えないのだが。。。自然は計り知れないのである。