日本の動物 第6弾

166 オキナエビスガイ

相模湾〜小笠原にかけての、水深300mの海底に棲む原始的な貝の仲間。殻にスリット状の切れ込みがあるのが特徴。敵に襲われると白い液体を出し、身を守る。表面の模様はたいへん美しく、なかなか採れないのでとても珍重されている。その昔、360万円という値がついたこともあるという、たいへん高価な貝である。別名『長者貝』と呼ばれるのもうなずける。名前だって、翁(おきな)+恵比寿(えびす)である。ものすごく長寿で高貴で、ありがたい感じがするね。造形的には、形状は文句なしだが、彩色がちょっと。。。模様は確かにこんな感じだがいかにも筆で塗りました感がちょっと残念。