日本の動物 第6弾

162 カスミサンショウウオ

西日本に棲む小型のサンショウウオ。標高400〜800mほどの山地の湧き水のある雑木林などに棲んでいる。夜になると出てきてミミズや虫を捕食する。産卵は池や沼、湿地など流れの少ない水域で行われるため、止水性サンショウウオと呼ばれる。低地型と高地型が存在し、体色に違いがある。生息地が人里に近いため、土地開発による生息地の消失や開発に伴う水質汚染等により近年急速に個体数が減少している。造形的には、とにかく、よく出来ている。質感はまさに両生類そのものである。