日本の動物 第6弾

161 ニホンザル(II)

第一弾最初のアイテムだったニホンザル。今回再登場である。本州〜九州、屋久島の山の中に棲む雑食性のサル。説明する必要もないほど身近なサルである。青森県むつ市に棲むニホンザルはヒトを除く霊長類の中で最も北に棲んでいることから、『北限のサル』と呼ばれる。もちろん天然記念物。。。であるが、最近は頻繁に民家にやってきては畑を荒らしたり、食物を奪ったりする食害が多発している。増えすぎたサルを駆除しようにも相手は天然記念物。駆除頭数も決められており、なかなか被害は収まらない。また野生のサルで有名な観光地の日光市では観光客が簡単にエサを与えてしまうので、ヒトとエサの関連性を学習し、逆にヒトを襲う事件が多発している。人間は、お隣さんとの付き合い方も難しい昨今なのだから、サルとの共存はさらに難題である。造形的には、第一弾のひょうきんな姿とは違い、声を出し威嚇するオスザルの勇姿を再現。このポーズをとられたら要注意だ。