日本の動物 第6弾

158 ワカケホンセイインコ

インド・スリランカ原産の中型インコで、農作物を荒らす害鳥として嫌われていることから、安い価格で輸出され、日本にもペットとして大量に輸入されてきた。その後、逃げ出したり捨てられたりしたものが市街地を中心に帰化し、三大都市圏、特に東京都に最も多く生息している。その理由として営巣に適した洞を持つケヤキなどの大木が多いためと考えられている。他の野鳥と同じように庭先のエサ台にも訪れるが、その中では最強の存在である。造形的には、黄緑色のボディに赤いくちばし、黒い首輪状の模様と、以外に鋭い足爪が特徴的。こんな鮮やかな鳥が大挙して飛ぶ東京という街は本当に不思議だ。