日本の動物 第6弾

157 ハス

本来は琵琶湖、淀川水系特産で、日本唯一の魚食性のコイ科の魚。コイ科の特徴として歯を持たないので、アゴの形状が『への字』の形をしており、その切れ込みで上手く魚を捕らえる。体長は30cmになり、小さいものはオイカワに似ている。近年、琵琶湖産の稚アユを他の河川や湖に放流する際に混入し、津久井湖や相模湖でも生息が確認されている。また平成10年の秋の大雨の後、津久井湖から流れ出たハスが下流の相模川で多数捕獲されたりもした。造形的には、透明材料を使って尾やヒレを作っており、なかなかリアルな出来映え。アゴの形も特徴をよく捉えている。