日本の動物 第4弾

106 ゼニガタアザラシ

北海道東部の海岸で見られるアザラシ。黒地に穴アキ銭のような斑紋があるのでこの名がある。流氷に乗ってくるのではなく、海岸の岩場で休息・子育てをする。そのため、産まれた子供は親と同じ模様をしている。流氷にカモフラージュする必要がないからだ。どうやら母親の胎内にいる間に産毛が抜けてしまうようである。肉食性で海中に潜って魚やタコを捕食している。絶滅危惧種に指定されている。造形的には、なんとも愛嬌のある姿、表情である。このサイズではぱっと見、ナマコかウミウシかと思うような形状ではある。顔をみつけると、やっぱりアザラシですね。