以前は幻のクワガタと言われ、採集はもちろん、大きく育てることすら困難であった、クワガタムシである。いまでは普通に飼われているが、飼育下では５〜６年生き、体長80mm近くになるものもいるという。数年前のブーム絶頂期には何十万円もする個体が取引されていた。私も友人から１ペアいただき、飼っているが普段は木のウロや地中に隠れてしまって姿を現さず、ちょっと寂しい。時折、夢中でエサのゼリーに吸い付いている様はちょっと微笑ましくもある。造形的には、あえてサナギ。シークレットなのでこのくらいレアでマニアックでも良いのだ。繁殖を手がけている人以外はあまり見る機会はないだろう姿だ。
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