日本の動物 第8弾

S05b SP ミヤコショウビン(アカハラショウビン)

1887年に宮古島で一羽だけ採集され、その絶滅したと言われる幻のカワセミ。標本ではクチバシの角質が失われており、正確な色が判別出来ないが、他の部分はグァム島に生息するアカハラショウビンと同じ体色をしているため、種としての存在が疑われている。さらにこの標本が宮古島で採取されたという確固たる証拠もないらしく(!)単なるラベルの貼り間違いでは?という可能性もあるという。何とも人騒がせで、ロマンのある鳥である。造形的には、赤と青緑のコントラストが美しい鳥だ。それにしても、日本に鳥は他にもたくさんいるだろうに、どうしてこの鳥に着目し、造形化しようと思ったのか。海洋堂の造形師はかなりロマン好きである。そして、私はそんな海洋堂が大好きだ。