日本の動物 第8弾

201 オオウナギ

西日本の太平洋側や南西諸島などで見られる、ウナギの一種。全長2mを超えることもあり、ウナギより体型が太いため、実際のサイズよりさらに大きく見える。
長崎県長崎市の樺島では、オオウナギが生息する井戸があり、『うな太郎』の名で親しまれている。国の天然記念物に指定されている。なぜ狭い井戸の中にオオウナギが棲んでいるのかは諸説あるが、オオウナギの稚魚が地下水を通って井戸に入り込み大きくなったというのが有力説。現在は周辺の側溝工事が完了し、すき間が無くなってしまい、稚魚が来なくなってしまったらしい。うな太郎は世襲制の名で、現在は8代目。この個体は鹿児島県志布志湾の養殖場から連れてきたものだそう。体長は1.8mを超え、体重は17kgに達する。