日本の動物 第8弾

198 ゴイサギ

本州〜九州にかけて一年中見られる中型のサギ。頭上から背にかけて黒く羽は灰色。冠羽は白で、目は赤い。なかなかシックな出立ちの鳥だ。しかし幼鳥は全身白い斑点のある褐色で成鳥とはまったく違う種に見えるほど。幼鳥は『ホシゴイ』と呼ばれることもある。夜行性で夜になると水面に飛来し、ザリガニや魚、カエルなどを捕食している。成鳥となるのに約3年かかる。月明かりの中をふわふわ飛び、時々ゴァー、ゴァーと鳴くことから、『夜烏(よがらす)』とも呼ばれる。造形的には、水面から突き出た木に止まり、魚の群を見つめる姿か。かっと見開いた赤い目が印象的。