日本の動物 第7弾

177 エゾタヌキ

北海道に生息するタヌキの仲間。ホンドタヌキと習性は殆ど変わらない。ネズミ、カエル、鳥類、魚類、昆虫類などの小動物や果実などを食べる雑食性の動物。ホンドタヌキには冬眠の習性はないが、エゾタヌキは冬になると極端に体温が低下するため、活動を止め巣穴の中でじっとしていることが多い。北海道には『タヌキはいない』と思っている人がいるくらい、馴染みは薄い。キタキツネの天下なのだ。逆に本州ではキツネは殆ど見かけることはなく、タヌキのほうが馴染み深いのが不思議。造形的には、冬を迎える前に体に脂肪を蓄えた姿か、すこしずんぐりとしている。ちょこんと座った姿がなんとも愛らしい。