日本の動物 第6弾

168 ミクラミヤマクワガタ

伊豆諸島の御蔵島、神津島のみに奇跡的に生き残ったクワガタ。近種は遠く離れた中国大陸に棲んでいる。成虫は5〜6月に多く見られ、エサも食べずに林床を歩き回る変な習性を持つ。移動は歩行のみで飛ぶことはほとんど無い。体色は全身黒色だが、中には頭と胸が赤いものや、翅に黄色の紋様を持つものもいる。黄紋型は数が少なくとても貴重。アゴは比較的小さい。造形的には、頭と胸が少し褐色の種を再現。形といい艶といい、甲虫類のリアルさは、まさに松村しのぶワールドの真骨頂。このシリーズの後出た、『チョコエッグ百科』に付属された黄紋型&超黄紋型の出来はため息ものである。(後々お目見え予定)