日本の動物 第6弾
149 ニホンアシカ
かつては日本各地の海岸に棲んでいたアシカ類。魚を捕られないように駆除されたこと、皮と脂を採るために乱獲されたことが絶滅の原因とされる。日本海の竹島が唯一の繁殖地だったが、今は目撃すらされていない。カリフォルニアアシカの亜種とされているが、体は最も大きくなり、体長240cm、体重は490kgになる。最後に目撃されてから、すでに32年経過しており、絶滅を判断する『50年間一度も目撃情報が無い』という要素を満たすのを待っている状態である。それを考えつつ見ると、造形的に少し頭をうなだれたそのフォルムは、何かもの悲しい。
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