日本の動物 第5弾

134 ニホンマムシ

南西諸島を除く日本のほとんどの地域に生息している国内で最も有名な毒ヘビ。体長は70cmほどだが他のヘビより体長の割りに太く、体長以上に大きく見える。平地から山地にかけてのやぶや林の中に棲み、夜活動しネズミやカエル、トカゲなどを捕食する。小型で比較的おとなしいので危険性は少ないと言われるが、毒はハブよりも強い。毒性は筋肉や血管を破壊する血液毒が中心である。死亡率は低く、年間で10名程度。これは小型のヘビであるため毒の注入量が少ないためと、神経毒が少ないため。とはいえ、血清注射などの適切な処置が大切だ。