日本の動物 第5弾

121 ツシマヤマネコ

対馬のみに生息しているベンガルヤマネコの亜種。約10万年前、大陸と地続きだったころ日本に渡って来たと考えられている。大きさは家猫と同じくらいか、一回りほど大きい。南方亜種に比べ、体毛が長く、斑紋が薄い。山地から集落までに見られ、ネズミを中心に鳥や昆虫を捕食している。現在は絶滅危惧種に指定され、イリオモテヤマネコよりも絶滅が危惧されている種である。国の天然記念物で、国内稀少野生動植物種に指定されている。グッと前をにらむその姿は、小さいなりにも威厳を持った肉食獣であることを表している。。