日本の動物 第2弾

048 リュウキュウヤマガメ

沖縄や久米島で見られる陸生のカメで、ほとんど水には入らない。雑食性でミミズや昆虫、木の実などを食べている。日本固有種で、天然記念物。昨今、森林伐採と河川開発による生息域の縮小で、生息数が激減。また林道開発による生息域の分断と、側溝への墜落死も大きな影響を与えている。さらに近年、沖縄本島では林道開設によって、天敵となるマングースや野生化したノイヌ・ノネコが生息地に容易に侵入し、リュウキュウヤマガメ生存にとって大きな脅威となっている。7〜15cmの小さなカメですから、皆さん大切にしましょう。造形的には、足や顔の模様まで細かく塗り分けられており、手が込んだ印象。写真のように、ツヤ有りとツヤ無しの亜種が存在する。