日本の動物 第2弾
039 ウサギコウモリ
中部地方より北に棲む小型のコウモリ。名前の通り、耳が大きくウサギみたい。コウモリは今でも都会の空を夕方になると元気に舞っている。小さな昆虫を捕るためだ。日本語の「コウモリ」の由来には諸説あると言われているが、その一つに、かわもり(川を守る)から来ているという説がある。つまり、<井戸を守る>でイモリ、<家を守る>でヤモリ、と同系の語源である。今では何となく忌み嫌われるこれらの生物も昔は珍重されていたのだ。確かにどいつも害虫などを退治してくれて、ヒトには危害を加えない優しい生物なのだから。
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