チョコQ アニマテイルズ・ペット動物 第5弾

P130 ドーベルマン(ブラック)

ドーベルマンは20世紀に入ってドイツで作出された新しい犬種だ。ドイツでは、19世紀の終わりから、ボクサーや、ジャイアント・シュナウザー等が飛躍的に発展改良され、これらの育成技術を使ってドーベルマンが生まれた。犬名は作出したフリードリヒ・ルイス・ドーベルマンの名前に由来する。嗅覚は特に優れ、大胆で従順だったこの犬種は、番犬や伴侶犬として社会に迎え入れられた。1910年には警察犬としてドイツの都市部に配置され、第一次世界大戦では軍用犬として活躍した。この役どころをみれば理解出来るが、『人の役に立つ犬種を作る』という明確な意図のもとに作られたこの犬は、体型的にも性格的にも無駄のない特性を持っている。生まれてすぐに尾を切り落とし、耳は切り整えピンと立たせることで、ますます精悍な姿を作る。(この行為は国によっては禁止されている)見た目の精悍さとは裏腹に愛情深く、従順で家庭犬としても、もちろん人気が高い。映画などの影響で獰猛なイメージがあるが、他の犬種と比べて特別獰猛なわけではないのだ。