オーストラリア原産のトカゲの仲間で、エリマキトカゲなどに近い種類。この仲間には何種類か存在するが日本でペットとして人気が高いのは、フトアゴヒゲトカゲ（＝通称フトアゴ）と呼ばれる種。オーストラリアに棲息する全生物は輸出禁止であるため、現在ペットとして流通しているのは、日本やアメリカの動物園で飼育され繁殖した個体を、さらにブリーダーが繁殖させ広めたもの。全長は50cm弱でとげ状の突起が首からアゴの下あたりに密集しており、興奮すると逆立てる。太くて平べったい体型で背中や側腹にもゴツゴツした突起がある。色は品種改良され、黄色やオレンジ、スーパーオレンジなど鮮やかなものも多く、トカゲの中では飼いやすく繁殖も用意なことからペットとして人気がある。雑食性で、飼育下ではコオロギやミルワームなどを食べている。造形的には、トゲの形状が作り込まれておらず、少し残念。表情や体型なとてもグッドだ。
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