チョコQ アニマテイルズ・ペット動物 第4弾

P104 チンチラ(パイド)

これは、ウサギなの?ネズミなの?という風貌のチンチラ。どうやらモルモットの仲間。原産は南アメリカのアンデス山脈である。20世紀初めまでは、高級毛皮の代名詞であったチンチラも絶滅寸前まで乱獲され今はワシントン条約I類に記載され、学術目的以外の輸出輸入が一切禁止されている。現在日本でペットとして飼育されている個体は全て、研究目的で輸入されたものを国内でブリーディングしたもの。警戒心も強いが好奇心も旺盛なチンチラは人にもよく馴れ、たいへんキレイ好きなため臭くもなく、ペットにたいへん適している。色はバイオレットやパイドなどがある。ラノリン(=皮脂の一つで羊などからも分泌する)が分泌するので体毛に汚れがつきやすく、また多湿にも弱いため、定期的な砂浴びが必要。チンチラ砂浴び用の、きめの細かいパウダーのような砂を使うので、それがケージ外にも猛然と飛び散るのが唯一の弱点か。10年以上生きるので、詳しい飼育知識と、犬やネコを飼うくらいの覚悟が必要だ。造形的には、ちょこんとついた足がなんともカワイイ。普段は丸くなっているのでよく判らなかったが、以外としっぽが長く、頭が大きいことが見てとれる。