チョコQ アニマテイルズ・ペット動物 第3弾

P079 パピヨン(茶白)

祖先はスペイン原産のスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルであると考えられており、16世紀になヨーロッパの貴族階級で珍重された犬種である。この犬を各国の宮廷や貴族の貴婦人達に売るだけで貿易商が成り立つほど当時は高価な犬であった。パピヨンとはフランス語で蝶のこと。もちろん大きくピンと立った耳の形状からそう呼ばれるようになった。耳が寝ている種も存在し、こちらは『ファレン(=蛾)』と呼ばれる。犬種定義の際、耳が立っていても寝ていても可というあいまいな定義が成り立つことはたいへん珍しいが、片耳だけが立ったり寝たりしているのはNGであり、両方がそろっていることが大事。おかげでブリーダー達は中途半端な立ち方をしないか、ヒヤヒヤしているだろう。その繊細な毛質から、愛玩犬の中で最もエレガントであるといれている。造形的には、かわいくは出来ているが、本物の毛質からは遠く、彫刻のような感じ。毛足の長い動物はほんとに難しい。