チョコエッグ ペット動物コレクション 第2弾

P061 ディスカス(ブラウン)

南アメリカ・アマゾン流域原産の熱帯魚。体長は20cmほどになり、全体が円形(=ディスク状)に見えることからこの名がある。背びれと尻びれが異常に長く体の後半を囲むように生えている。体側には黒い横縞がある(ワイルド個体の特徴)。原産地では岩場や木の根がはびこった所で生活しており、水生昆虫や植物性プランクトンを食べている。アジア・ヨーロッパでブリーディングが盛んに行われ、赤やコバルト・ブルーの体色をもつ種など、多くの品種が作出されている。産卵したあと、親は産卵したところにヒレで新鮮な水を送るなど、オス・メス双方が孵化を大事に見守る。卵は数日で孵化し、稚魚が親の周囲を泳ぎ始めると、親魚の体からは『ディスカス・ミルク』と呼ばれる粘液が分泌され、稚魚はそれを吸って成長する。両親交代で子育てをし、稚魚が5cmを越えるくらいまで、親子で過ごす。魚類では珍しい子煩悩ぶりだ。水質や温度にとても神経質な魚で、飼育には気を使う。少し調子が悪くなると、昨日までの体色の美しさがウソのように黒ずみ、ぐったりと水底に横たわってしまうからハラハラ、ドキドキさせる。飼主泣かせな魚。そこがいいというマニアもまた多く存在する。