チョコエッグ ペット動物コレクション 第1弾

P020 ランチュウ(更紗)

金魚の仲間の多くは中国でフナを品種改良したものだが、ランチュウは江戸時代に日本で生まれた品種。純国産品種なのだ。背びれがなく、成長するにつれ、顔に『肉りゅう』と呼ばれるコブが発達する。ランチュウは奥が深い。江戸時代から和金を改良して作られ、明治に入り、初代石川亀吉翁が家業も忘れ、血心を注いで改良に取り組んだ。現在も石川家は『らんちゅう宗家』と呼ばれ品種の維持と改良に取り組んでいる。金魚の多くは側面から鑑賞するが、ランチュウは上方から見て鑑賞する。そのため、独特なランチュウ水槽という背の低い水槽で飼育する。各地で品評会が開かれるが、そこに出品出来るような型の良いランチュウを入手するには相当のお金と人脈を必要とする。飼育もとても難しい。ちなみに品評会クラスになると10万〜100万円の値段がつくという。まさに生きた宝石だ。