動物奇想天外 Ver.

K07 ビンタゾウガメ(ロンサム・ジョージ)

ガラパゴスゾウガメの亜種でガラパゴス諸島のビンタ島原産のカメ。食用のための乱獲により絶滅したと考えられていたが、1971年に60年ぶりに発見され二頭のうちの一頭。(一頭は発見後すぐ死んでしまった)オスのガラパゴスゾウガメで『ジョージ』と名付けられたこのカメはいつしか、『ロンサム・ジョージ(ひとりぼっちのジョージ)』と呼ばれるようになった。推定85〜100才。体長102cm、体重88kg。現在はサンタクルス島のチャールズ・ダーウィン研究所で保護飼育されている。幾度かのペアリングを試みているが、高齢のためかあまり興味を示さず失敗に終わっている。このカメが地上から消えた時、ビンタ島産ガラパゴスゾウガメは絶滅する。ゾウガメの寿命は150年くらい(ハリエットという名のゾウガメは推定で175才まで生きたという)なので、まだ50年以上生きるのだが、その間になんとか繁殖し成功してもらいたいものだ。