日本の動物 第11弾

247 カラフトマス(オス)

主に北海道で見られ、マスと名付けられているがサケの仲間。体は小柄だが、海寄りの生活に適応したグループらしく卵から孵化した稚魚はすぐに海へと下る。繁殖期に川を登っていくうちに背中が張り出し口先も伸びていく。『セッパリマス(=背張り鱒)』と言われることもある。上流にたどり着き産卵が終わる頃には、体中ボロボロになってしまう。寿命は2年で産卵と同時に親魚の一生も終わりを告げる。実はサケ缶の中身はこのカラフトマスであることが多い。造形的には、まさに産卵期川をひたすら登っていくオスのカラフトマスを再現。口の曲がり具合、背中の張り具合が秀逸。