日本の動物 第11弾

239 エゾオオカミ

明治時代までは北海道に生息していた絶滅種。オオカミとは『別種』説が有力なニホンオオカミとは違い、こちらは正真正銘の大陸系オオカミの亜種。かつては草原を埋め尽くすほどいたというエゾシカを集団で狩るその姿は、まさに食物連鎖の頂点に君臨するモノの勇姿だったに違いない。少なからずオオカミを崇拝する私は、絶滅に甘んじたエゾオオカミの無念を思うと残念でならない。造形的には、普通に歩いている姿を再現。だが、それだけでもイヌなどにはない畏怖堂々としたオーラがにじみ出る。