日本の動物 第11弾

238b オーストンヤマガラ

ほぼ日本全国に棲む、カラ類と呼ばれる小鳥。赤茶色とベージュの落ち着いた配色は一見、地味な印象もあるけれど実際に野外観察するとよく目立つらしい。オーストンヤマガラは伊豆諸島に見られるヤマガラの亜種だ。高い樹ががよく茂った広葉樹林が好きで主に上層部で生活し、枝を移動しながらガの幼虫などを捕食している。秋になると木の実を枝の割れ目や区知己に蓄える『貯食』をする習性がある。年間を通してつがいで生活するラブラブな鳥だ。ヤマガラといえば『おみくじ引き』の芸でも有名。造形的には、羽根や尾の細工がすばらしい。シリーズも回を追うごとに精密さも増し、分割面等も目立たなくなり、クオリティの進化が見て取れる。