日本の動物 第9弾

221a サワガニ(淡青色型)

本州〜九州の河川上流に棲むカニ。両親が小さい頃には、川や池のそこら中にいたと言っていたサワガニ。今では殆ど見かけることはない。エビ・カニの仲間はふつう幼生期は海で暮らすが、サワガニは一生淡水で暮らすので、大きな卵を産み、その中で親と同じ形になるまで育ってから生まれてくる。歩行力が強く、水場からかなり離れたところまで移動することがある。オスはハサミの大きさが左右不揃いで、右の方が大きいものが多い。地域によって体色が大きく異なり、3タイプに分けられる。同じ場所に複数のタイプがいることは殆ど無い。造形的には、大きさといい、形といい、本物ソックリである。渓流に置いてきたら、間違えて捕まるかもしれない。(笑)