日本の動物 第9弾

219 ハンミョウ

林のそばや、空き地、山道などに棲む、美しい甲虫。すごく動きが速いのでなかなか見つけることが出来ない。人が近づくと地面から飛び立ち、数m先の地面に止まる。これを繰り返すので『道教え』とも呼ばれるが、しつこく追いかけると先には行かずに道横に逃げ込んだり、後戻りしたりする。そりゃそうだ。嫌がって逃げてるだけで、ほんとに道案内しているわけじゃないからね。幼虫は地面に縦に穴を開け、そこにピッタリと入り込んでじっとエサが来るのを待つ、成虫とは対照的に待ちタイプだ。造形的には、とにかく美しい。私的には、日本の動物シリーズ全種の中でもかなり上位ランクのお気に入り。写真が下手で残念だが、実物はずっと精密で美しい。