日本の動物 第9弾

217a ヒャン

奄美〜沖縄、久米島で見られるコブラ科のヘビ。もちろん毒蛇。神経毒でかなり猛毒だが、性格はおとなしく口径も小さく毒の注入量が少ないので被害はほとんど無い。体長50cmほどの小さなヘビで、黒とオレンジの横縞とラインがたいへん美しい。赤い尾を丸めて敵の注意をひいたりするが、捕まえると尖った尾の先をチクチク押しつけてくる。夜行性でトカゲやメクラヘビを捕食している、肉食のヘビ。亜種にハイがいるが、こちらも美しい模様の小形のヘビだ。造形的には、尾の先をクルッと丸め威嚇体勢のヒャン。オレンジと黒の縞が美しい。