日本の動物 第8弾

196a ハコネサンショウウオ(東日本タイプ)

本州と四国の山地に棲み、流れの速い川の上流で産卵する流水性のサンショウウオ。体は細く肺を持たず口や体表面で呼吸している。棲む地域によって体色が大きく違う。この東日本タイプは背中の模様が黄色から茶色系の色でマダラ模様に近いラインが入る。体長は10〜19cmで、地温が10〜20度の頃に活発に活動し、夏期は温度変化の少ない湧水の奥などに入り込んでいる。造形的には、カエル目の細長い体が良くできており、背中の茶色の模様が美しい。ヌメっている光具合も申し分ない。