日本の動物 第8弾

193 キクガシラコウモリ

身近なコウモリであるアブラコウモリが家屋のすき間などを住処にしているのに対し、キクガシラコウモリは洞窟などを住処とし、50〜数百頭で集団で休息している。一般的なコウモリのイメージからすると、こっちの方が断然コウモリっぽいわけだ。北海道から九州まで広く分布し、日没後に活動を開始、河原や森林、草原などで主に飛翔昆虫などを捕食している。冬になると皮膜で頭を覆い洞窟などで逆さまにぶら下がって冬眠する。けっこう長生きで20年以上生きる個体もあるという。造形的には、洞窟にぶら下がった姿を再現。コウモリの形状を立体的に再現した新たな試みである。