日本の動物 第7弾

179 ツチクジラ

日本沿岸には、日本海、太平洋、オホーツク海に分布している。一見イルカ?とも思ってしまうが、体長12mになり、アカボウクジラ科で最大種。ハクジラの仲間だが、歯は発達しておらず、下顎の先端にある2本の歯だけがよく目立つ。マッコウクジラに次ぐ潜水上手。潜水時間は約1時間、深さ1000m以上も潜って魚やイカを食べている。ツチクジラの名前の由来は、頭の形が木槌(=きづち)に似ているからだと言われている。英名は、Baird's beaked whale(=ベアード<←発見者名>・クチバシ・クジラ)、または、Bottlenose whale(瓶のような鼻をしたクジラ)と呼ばれる。造形的には、形は文句無いが、背中のボールペンで書かれたような傷模様はいただけない。なんとも画一的で、不自然である。