日本の動物 第5弾

131 イボイモリ

奄美大島・徳之島・沖縄島などで見られる原始的なイモリの仲間。体の両脇にあるイボ状の突起の中には発達した肋骨があり、つかまれるとこれを広げて相手を脅かす。湿った森林に棲む陸棲種で、水たまりの側に産卵し、ふ化した幼生は自力で飛び跳ねて水たまりに入り、生活を始める。日本固有種で沖縄県指定の天然記念物。こいつもご多分に漏れずジャワマングースの餌食となっているらしい。造形的には、ほんとかっこいい。こいつらをデカくしたら、まさにドラゴン(サラマンダーとも呼ばれている。サンショウウオの米名はサラマンダーなのも、うなずける)だ。残念ながら飼育は禁止されている。