日本の動物 第5弾

129 ジュゴン

南西諸島沿岸に生息する植物食の海生哺乳類。分類上はゾウと近縁(!)である。海底の海草をこじり取って食べるのに適した顔の作りになっている。生息数は少なく、一時期は絶滅したとも考えられていたが、少数が生き残っていることが判り、現在は50頭ほどが南西諸島沿岸で暮らしている。ここが世界のジュゴン生息地の北限となる。造形的には、黄土色のノッペリした形体。閉じた鼻の穴がかわいい。しかし、これを人魚と間違えた大昔の船乗りは、長く続く過酷な海上生活によっぽど疲れていたに違いない。どう見ても。。。(笑)